介護職から他業種への転職が難しい理由とは!?

介護職から他業種への転職が難しい理由とは!?

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高齢化とともに、介護を必要とする人の数が増えてきました。それにともない、介護施設や高齢者事業を行う会社も増加しています。

そういった背景から、介護職は将来性のある職種となっています。

「人の役に立ちたい」

「働きがいのある仕事がしたい」

これらの期待を胸に、新卒者の就職先、中高年の再就職先として介護職は人気の高いです。

しかしその一方で、劣悪な労働環境、低収入などを理由に、離職率の高い職種でもあるのも真実です。

離職する人の中には、他業種へ転職を希望する人もいますが「介護職から他業種への転職活動は難しい」言われています。

それはなぜなのでしょうか。介護職に就く人たちの状況や、介護職の特殊性が、他業種への転職にどのように影響するのか。それらをまとめてみました。

他業種への転職が難しい理由

転職が難しいといわれる理由について迫ります。

会社は即戦力を欲しがっている

介護職に限らず「現状への不満」や、自身の「スキルアップ」を目的に転職しようと考える人たちは常にいます。そのため、転職をサポートする転職業界はいつもにぎわっています。

そんな転職サポート業界の人も、異業種への転職は難しいといってます。理由として、会社が中途採用者に期待しているのは「即戦力として活躍できるか」が重要だからです。

同じ業界で働いていた人であれば、即戦力となる可能性は高いでしょう。しかし、異業種から受けいれる場合には、新卒者と同じように「教育などに割く時間」が必要です。

ですから会社側としては、よっぽど魅力的な人材でないかぎり、異業種よりも同業種(経験者)からの採用を優先するのです。

勤務年数や転職回数が多い

採用面接において、勤務年数や転職回数を評価する企業もあります。採用してもすぐ辞められてしまっては困りますからね。

離職率の高い介護職は「勤務が続かず離職を繰り返す人」も多くいます。これは、転職時には不利です。

転職のために使える時間がない

転職活動のタイミングは人それぞれですが、仕事を辞めてから転職活動を開始するよりは、在職中に開始する方が成功率は高いです。

常に人手不足にあえいでいる介護業界では、残業があったり体への負担が大きかったりするため、在職中の転職活動は思うように進まないことが多いです。

さらに退職後では、収入がない状態での活動となり、心によゆうが無くなる場合が多いです。もちろん十分に貯金をためておければ良いのですが、低収入の介護職の場合はそれもうまくいきません。

意識の違い

介護業界では、介護職員に対して利益を得るための営業活動を求める状況はほとんどありません。サービスの提供から営業につながるような機会は少なく、現場ではそういったことを意識することはありません。

しかし一般企業はそうではありません。社員一人ひとりが、会社の利益となることを意識した働き方を求められます。介護職だけで働いてきた人間にとっては、その考えを理解するのが難しいこともあるでしょう。

ですが会社側としては、その意識をもてない人材は必要としていません。こういった意識の違いも転職を難しくさせる要因の一つです。

介護職の現状について

介護の仕事は、他の職種とは異なる点が多くあります。そしてそれこそが、転職を難しくする要因だと考えられます。

誰でも簡単に仕事につける

介護の仕事は、職場によっては無資格で働くことができます。

介護関連の最初の資格である「介護職員初任者研修」にも受講条件はなく、都道府県が指定した研修機関で受講できます。全国どこでも介護の資格を得ることができるのです。

介護の教育に特化して学んできた若者も、そのまま介護職に就くことが多いです。そのため、他の職種・業界についての知識がない、アルバイト程度の社会経験しかないといった介護職員は多くいます。

入れ替わりが多い

人手不足が問題となっている介護業界は、常に職員が入れ替わる状況にあります。

資格を取った主婦などがパートとして就職するだけでなく、同業他社から常勤としての就職を希望する中高年も比較的容易に仕事に就くことが可能です。

介護職の労働状況について厚生労働省の調査によると、採用状況については、新卒者よりも中途採用者が圧倒的に多く、勤続年数に関しては平均5年半程度と他職種よりも短い結果となっています。

介護職の特殊性

介護職はサービス業ではありますが、高齢者の人生に深くかかわる仕事でもあります。そのため、他のサービス業とは異なったサービス方法を取る必要があります。

  • 高齢者一人ひとりに合った介護
  • 時には自立を促すための見守り

高齢者すべての要望に常に応えるサービスを行うわけではありません。介護業界にとってのお客様は、高齢者とその家族です。しかし、介護サービスの提供にあたっては、法律で定められているサービスの範囲や、事業所等の方針を元に行う必要があります。それらを守った上でできる範囲でお客様の要望に応える働き方をしています。

介護の仕事に対する報酬の仕組み

介護の仕事に対する報酬は、国によって決められており、要介護度や生活保護の有無などに合わせ、利用者と国の双方から介護報酬という形で事業所の利益が得られる仕組みになっています。

介護報酬の請求業務は、介護事務や介護の責任者などが行っており、その仕組みや利益について知っている職員も意識している職員も少ないのが現実です。

まとめ

介護職の、他業種への転職が難しい理由を挙げてきましたが、必ずしも転職ができないわけではありません。

転職活動の工夫や、自身のしてきた仕事におけるポジティブな視点、明確な転職理由、なにより自分の人生におけるビジョンが、転職を成功に導く例もあります。

介護職でも他の職種でも、どんな働き方をしたいのか、どんな人生を送りたいのか、ということを見つめ直すことがとても大切だと思います。

もしいきなり転職するのが不安であれば、介護の仕事を「派遣勤務」にして時間を確保し、新しいスキルを身につけるのもよいと思います。

介護派遣については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

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